スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

『Scilab入門―フリーソフトで始める数値シミュレーション』

Scilabの書籍も段々と増えてきています。いくつか読んだ本の書評を書いてみます。



ボリューム的にはちょうど良く、読みやすい本です。だが入門書としてはやや不親切かもしれません。
前半は淡々と文法やコマンドの説明が続きます。MATLAB経験者にはちょうど良い内容だが、数値計算ソフトを使った事がない人には難しく感じるかもしれません。
後半は数式処理システムや線形システムの解説になるが、やはりこれも機能の解説のみなのである程度予備知識が必要です。

MATLABなど数値計算ソフトウェアを使用したことがある人が、リファレンス的に使用するのには適している内容で、そばに置いておいくと便利でしょう。
スポンサーサイト

Scilabとは

Scilab
Scilabとはフランス国立情報学自動制御研究所(INRIA)が中心となって開発してきたフリーの数値計算ソフトウェアです。今ではScilabコンソーシアムという産学協同のコンソーシアムで開発されています。

有料のソフトウェアでMATLABというソフトウェアがあります。MATLABは研究現場ではよく知られたソフトウェアで、シミュレーション、信号処理、画像処理、信号解析、統計処理など、科学的な計算ならばなんでもこなす非常に優秀なソフトウェアですが、とにかく高価です。ですので、ソフトウェアに予算がつかない研究室や企業の人、個人の人はなかなか購入できません。(学生ならば学生版があるので安く購入できますが)

MATLABに似たソフトウェアは、MATLABライクなソフトウェアと呼ばれ、下記が知られています。

  • GNU Octave - MATLABに近い文法。開発歴が長く情報豊富。UNIX志向が強い。
  • Freemat - MATLABに近い文法。新進気鋭だが情報少ない。MATLABに良く似たインターフェース。
  • Scilab - MATLABに近い文法だが、上記2つほどは似ておらず、独自性強い。開発歴は長く情報は比較的豊富。独自のインターフェース。
  • Scipy (Pylab) - Python+ライブラリ。文法はMATLABに似ていないが、Pythonを使えるのは魅力。情報は不足気味。

他にも多数ありますが、フリーで有名なものは上記になります。
上記のソフトウェアはどれも優秀なものですが、逆にこれが一番おススメと言えるほど飛び抜けて良いものもないです。

個人的なおすすめはScilabです。
Scilabは、MATLABに似て非なる文法を持つので、MATLABユーザーからは敬遠されがちですが、環境の完成度としては高いと思います。標準で入っているライブラリの数が多く、「アレが無い」ということはあまりありません。フランスのINRIAが開発してるってところもポイントで、仕事で使う場合にも説得しやすいのではないでしょうか。

というわけで、このブログではScilabに主に注目して記事を書いていこうと思います。
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。